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『紅い襷~富岡製糸場物語~』映画から『ああ野麦峠』と比較

和田英『富岡日記』を原作とした映画。 全国的に放映していたわけではないので、知らない方も。 2017年12月に渋谷シネパレスで観ました。

明治初期に富岡製糸場が稼働します。 富岡製糸場は明治日本の発展に寄与する施設。 そこに和田英が入場する話。

製糸場といえば映画ああ野麦峠をイメージされる方がとても多いのでは。 過酷な労働環境の中、女工たちが結核に罹りながら働く映画、女工哀史を。

しかし紅い襷では、富岡製糸場での良い思い出が描かれています。 和田英が若い頃に入場して西洋の先進技術に触れ、お国(地元)のために技術を身に付けて帰ることに誇りを感じていました。 集団生活が修学旅行のようにいきいきと楽しく語られています。 ああ野麦峠』とは真逆。

そもそも一緒くたにするのは間違い。 富岡製糸場群馬県富岡、『ああ野麦峠』は長野県岡谷。 それに和田英の時代の富岡製糸場は待遇も良く、労働時間は7時間。 今より良いのでは?と思ってしまうほど。

もしかしたら今の日本の労働環境は『ああ野麦峠』より過酷?!