『夢をかなえるゾウ』は、累計430万部を突破。
4巻では余命3カ月と宣告された妻子持ちの男性の前に現れるインドの神ガネーシャ。
ゾウの姿をしたガネーシャは、妙な関西弁とともに死後でも家族が路頭に迷わないように1億円を作る課題を伝授、課題をクリアしていきます。
課題は即効性のあるものではなく、自分で考え粘り強く取り組むもの。
ガネーシャの課題は巻末に名言とともにまとめて掲載、もちろん本文を読まないとイマイチしっくりきません。
読んだ人も実践したいなぁと思いつつも巻末の課題をみて、なんとなくこれをしようと思ったまま放置しているのでは?
私もそうだったので、一覧にまとめ、自分は何をするのか具体的に書き込んで実践してはいかがでしょうか。
(実際に余命3カ月なのは妻ですが色々あって夫がガネーシャに騙されて物語は進行します)
一覧の使い方
1巻の一番初めのガネーシャの課題は「外であなたを支えている靴を大事にするため靴を磨きなさい」です。
この課題に対してやることは例えば「1週間に1度靴を磨く」「家に帰ったら毎回靴を磨く」など、自分に合った課題のクリア方法を書き込みます。
課題だけでは分かりにくいので補足を付けます。
4巻の課題は全部で32個。
1~21はガネーシャの課題で、1~14「夢をかなえる方法」、15~21「夢を手放す方法」と異なります。
なぜなら夢をかなえることは辛く厳しく人々を苦しめる元凶だからです。
どちらを選択するのか、かなえたい夢のある人は15~21を実践してはいけません。
「20.つながりを意識する」は理解しにくいと思いますので本文を必ず参考に。
22~32は死神の課題、多くの人間が死に際に後悔することを列挙。
補足はありませんが、今までやらなかったことを考え抜き、これからやっていくとを表に書き込みましょう。
課題一覧まとめ
1.健康に良いことを始める
自分の行動を管理、目標を達成できるようになる。
2.死後に必要な手続きを調べる
死後も家族を守れる。
3.金の心配がないならどんな仕事するか
金のことを脇に置いた仕事こそが情熱の持てるやりたいこと。
4.大きな夢への小さな一歩を今日踏み出す
やると決めた瞬間、やれることが見えてくる。
5.わだかまりをとく
わだかまりをとける器の持ち主は、会社や家族を繫栄させられる。
6.死ぬまでにやりたいことリストを作る
気持ちを高めて行動に移す。
7.未経験(高級)なサービスを受ける
童話アリとキリギリスで、両極端な生き方ではなく選択の機会を持つ。キリギリスのように今(高級なサービス)も楽しむ。
8.節約を楽しむ
高級なサービスを受けた後はアリのように節約も楽しむ。
9.思い切って仕事を休む
本当に大事なものを気付く。
10.自分の身体に感謝
24時間支えてくれる身体に感謝する。
11.身近な人に感謝の言葉を伝える
世の中の人の苦労を減らせる。
12.周囲の期待と違う行動を取る
自分の本心と異なる時、大事なものが何かわかる。
13.限界を感じた時もうひと踏ん張り
まだ限界でなかったことに気付く。
14.両親の生い立ちを知る
わだかまりが解消され、癒される。
15.かなえてきた夢を思い出す
未来に縛られ、かなえた夢を忘れている。
16.他者の欠点を受け入れる
いつもイライラして苦しむことになる。
17.見る場所を変える
欠点を支える長所をみる。
18.相手の背景を想像
悩み苦しみ生きているとして尊重する。
19.他人に完璧さを求めている自分に気付く
気付くことで感情と距離を置ける。
20.つながりを意識する
岩、石、砂は同じものが変化してつながっている。分けるのではなく自分も連続したつながりの中にいてこだわりや苦しみが消える。夢もまたかたちを変えただけのなので夢をかなえる苦しみが取り除かれる。
21.喜怒哀楽を表に出す
苦しみに支えられた喜びなど全てを経験するために人間は存在する。