大阪・河内長野市は、かつての河内国南部にあたる山あいの地域で、京都から高野山につづく街道の合流地点として栄えた歴史を有します。当地には観心寺と金剛寺という真言密教の大寺院があり、この地域における信仰の中心を担ってきました。また、両寺は南北朝時代に後村上天皇の行宮(行在所)となり、南朝勢力の拠点として重要な役割を果たしました。今日でも、武将・楠木正成ゆかりの寺として多くの歴史ファンに親しまれています。
京都国立博物館では、平成28年度(2016)から令和元年度(2019)にかけて、両寺の文化財悉皆調査を実施しました。本展はその成果を公開する機会として、従来知られた名品に加え、調査によってみいだされた中近世の文化財をご紹介します。
近年「日本遺産」にも認定された多くの文化財群が存在し、歴史ロマンあふれる地域、河内長野。両寺の文化財が豊かに物語る当地の濃密な歴史と信仰に触れ、また実地に赴いていただく契機ともなれば望外の喜びです。
会期:2022年7月30日~9月11日
前期展示:2022年7月30日~8月21日
後期展示:2022年8月23日~9月11日
休館日:月曜日
開館時間:火~木・日9:00~17:30(入館は17:00まで)、金・土9:00~20:00(入館は19:30まで)
観覧料:一般1,200円、大学生600円、高校生300円、中学生以下無料
障害者手帳等提示の方とその介護者1名無料
キャンパスメンバーズ(含教職員)は、各種当日料金より400円引き(一般800円、大学生200円、高校生無料)
京都国立博物館 https://www.kyohaku.go.jp/
特別展にしては規模が小さく、観覧料が1,200円安い。
前回の特別展「伝教大師1200年大遠忌記念 最澄と天台宗のすべて」は一般1,800円(前売1,600円)。
平成知新館は3フロア、いつも通り3階から1階へ観覧しようとしたら「河内長野の霊地~」は2階から1階へ。
3階は別展覧、大阪市立東洋陶磁美術館(2022年2月7日~2023年秋閉館)でみたような気がする作品群。
う~ん、迫力不足。