帝室技芸員とは、明治23(1890)年に発足した制度で、皇室によって優れた美術工芸家を顕彰、保護するものです。美術界のトップランナーというべき、一握りの美術家が選ばれました。
制度発足の背景には、美術の奨励に加え、明治維新によって幕府や諸藩の庇護を失い、窮地に立たされた画家や工芸家を救い、優れた技術を保存する目的がありました。帝室技芸員は当代における美術の、最高の栄誉と権威を示す制度となり、昭和19(1944)年まで続くなかで、京都にゆかりのある美術家も多く選出されています。
本展では、制度が発足した明治期を中心に、京都にゆかりのある19人の帝室技芸員を紹介します。最高峰とたたえられた名作を通して、明治期京都の技と美をご覧ください。
会期:2022年7月23日(土)~9月19日(月・祝)
前期:7月23日(土)~8月21日(日)
後期:8月23日(火)~9月19日(月・祝)
※会期中、展示替えあり
時間:10:00~18:00(最終入場17:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
観覧料:一般1,800(1,600)円、大学・高校生1,300(1,100)円、中学生以下無料
*( )内は前売・20名以上の団体料金
*京都市内に在住・通学の高校生無料
*障害者手帳等をご提示の方は本人及び介護者1名無料
京都市京セラ美術館 https://kyotocity-kyocera.museum/
「お、知ってる作家!」とたまに出会う展覧会。