新選組は、文久3年2月4日に江戸で結成された浪士組を母体とする政治集団で、会津藩に所属して京都市中の治安維持を担う一方、局長・近藤勇は一橋・会津・桑名(一会桑)勢力の有力な周旋方として、尊王攘夷の実現を目指して政治活動に奔走しました。戊辰戦争では、旧幕府側に属して最後まで戦い抜き、東北、函館へと転戦し懸命に激動の時代を生きました。このような新選組の姿は、今でも人々を魅了し、アニメ、ドラマ、映画などを通じて、我々に常に身近な存在として親しまれています。
この一方で、近年歴史学の分野でも、新選組やその周辺の調査・研究が進み、新たな資料の発掘、史実の掘り起こしが進みました。
本展覧会では、近年までに明らかになった新知見を積極的に生かし、史実としての新選組の実態に迫ります。
会期:2022年10月1日(土)~11月27日(日)
開室時間:10:00~18:00(金曜:10:00〜19:30)
※入場は閉室の30分前まで
休館日:月曜(ただし、10月10日は開館)、10月11日(火)
会場:京都文化博物館4・3階展示室
入場料:一般1,500(1,300)円、大高生1,000(800)円、中小生500(300)円
※()内は前売りおよび20名以上の団体料金
※未就学児は無料。(要保護者同伴)
※障がい者手帳等をご提示の方と付き添い1人までは無料。