1974年に中国の畑で井戸を掘っていた農民が偶然みつけた兵馬俑(へいばよう)。2000年以上前につくられた実物大の兵士や馬の陶器が大量に出土し、世界を驚かせました。その数は約8000体と推計されていますが、いまも調査は続いています。
日中国交正常化から50年となる2022年、死後の皇帝を守り続けてきた兵馬俑が来日、古代中国の歴史に焦点をあてます。
紀元前221年に中国史上初めて統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝。その後、劉邦が創始した漢王朝は中国古代における黄金時代の一つです。本展では、秦漢両王朝の中心地域である関中、現在の陝西省の出土品を中心に、日本初出の一級文物(最高級の貴重文物を指す中国独自の区分)を含めた約200点をダイナミックに展示。戦国時代の極小の騎馬俑が、始皇帝陵では等身大の兵馬俑となり、また漢代皇帝陵では小さな兵馬俑に変化した歴史の不思議を実際の遺物で観察することができます。また始皇帝陵や漢の皇帝陵と、エジプトのピラミッドとの類似性に注目し、衛星画像から東西の古代の陵墓の謎も探求。新たな視点も加えた興味深い展覧会となっています。
会期:2022年3月25日~5月22日
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月2日(月)は開館)
※祝日の場合は開館
観覧料:一般2,000円(1,800円)、大学・高校生1,500円(1,300円)、小・中学生:900円(700円)
*全て税込
*未就学児無料
*( )内は前売、20名以上の団体料金
*障害者手帳等をご提示の方は本人及び介護者1名無料
*京都市京セラ美術館メンバーシップの会員の方は、チケットカウンターにてメンバーズカードの提示により団体料金の半額(2回目以降は正規料金)
とても人気の展覧会、入場に行列、場内で混雑、まるで写真のように。