バチバチと火であぶり、種からポップコーンを誕生させる優れた一式がスーパーのお菓子売場にあります。
私は子供の頃、祖母の家でこれを作りました。
作り始めてすぐに、パンパンと種が弾ける音があまりに大きいので、祖母はビビり、「もうできたのでは?早く火を止めないさい!」とせかされました。
早々に火を止め、アルミを破り、中を確認するとやはり大半が種のままでした。
すでにアルミを破ってしまったので再度火入れすることができず、ほぼ種のまま捨てた思い出。
そんな思い出を噛みしめながら、入念に火を通します。
火が強すぎたのか、長い時間あぶりすぎたのか、ポップコーンは黒焦げ。
思い出は、ほろ苦い。