2021年7月30日公開『映画クレヨンしんちゃん謎メキ!花の天カス学園』。
クレヨンしんちゃんの映画は大きく分けて2パターン
・友情編(カスカベ防衛隊)
・家族愛(野原家一家)
今回は友情編、途中、風間君がおかしなことになりますが、基本的にカスカベ防衛隊がメインのストーリー。
魔法などのファンタジーはなくAI、冒険ではなく同じ舞台の天カス学園内で推理。
※ネタバレ(吸ケツ鬼の正体、ラストまで書いてます)
あらすじ
エリート養成学校私立天下統一カスカベ学園、通称天カス学園に1週間体験入学するしんのすけ、風間君、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん。5人1組での応募しかできない。エリートになるには、学業、芸、品格など胸のバッジでポイントが管理される。悪行をすればポイントが下がり、エリートから遠ざかる。
風間君が貯めたポイントはしんのすけによって著しく下げる悪行に巻き込まれる。絶望した風間君はしんのすけとケンカ、エリートになる裏道の誘惑に負ける。その結果、吸ケツ鬼に襲われ、おバカになってしまった風間君、映画ヒロイン落ちこぼれ生徒会長の阿月チシオと共にカスカベ探偵倶楽部を結成、吸ケツ鬼の犯人探しをする。犯人は、天カス学園のNO.1エリート豆沢サスガ。犯行理由は、元エリートクラスだった阿月チシオと同じクラスになりたかったから。
犯人が判明するも、ちゃちゃっとエリートになれる道具で風間君がおバカからエリートに変身、しんのすけと焼きそばパン争奪戦となる。しんのすけは阿月チシオを含めた学園の仲間達と協力して風間君とレースをするも、風間君に負ける。
しかし、風間君が手にしている焼きそばパンのそばをしんのすけが食べ、怒り狂った風間君、しんのすけが「餅ついて(落ち着いて)」となだめ二人でぺったんぺったんとエアー餅つきをし、風間君が「いいかげんにしろ!」のセリフで映画は終わる。
評価
★★★★★ 5/5点
おもしろい。
風間君の良さ、必死に頑張る人をバカにしない。
風間君の良さ
普段からエリートになりたい風間君、映画では存分に描写されています。
体験入学によって優秀なポイントを残せば、特待生として入学できます。
風間君は必死、躍起です。
しかし、風間君以外はエリートに興味が無く、足を引っ張るしんのすけに激怒。
本人はエリートになりたい想いが強いのはもちろんですが、自分だけが私立の小学校に行くのは寂しい。
だから、皆で天かす学園に行けばずっと皆と一緒にいられると考えたのです。
風間君が普段から秘めている気持ちが垣間見えた瞬間でした。
必死に頑張る人をバカにしない
阿月チシオは元陸上選手で優秀な成績をおさめエリートクラスでしたが足を怪我して走らなくなり落ちこぼれクラスに転落。
実は、必死に走ると変顔になるコンプレックスや変顔を笑われる恐怖で走らなかったのです。
ラストの焼きそばパン争奪戦でみさえのことばやしんのすけの「変顔じゃない」によってコンプレックスを解消します。
たしかに変な顔だけど、しんのすけのことばはとても強く、泣けます。
笑えるポイント
おバカになった風間君全般、特に、風間君がハシビロコウ(めったに動かない鳥)になって動かない、シュールすぎるwww
ボーちゃんの恋
なぜかマサオくんが吸ケツ鬼の犯人にリストアップされる
なぜかマサオくんが34代目番長に選ばれる
※画像は「映画クレヨンしんちゃん謎メキ!花の天カス学園 https://www.shinchan-movie.com/」から引用