鑑真の開山忌6月5日と命日6日にあわせて唐招提寺の御影堂で国宝の鑑真和上像が特別公開されます。
公開日は毎年6月5日~7日(2023年は6月3日~6月7日)と限定的。
鑑真大和上688~763年
唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、洛陽・長安で修行を積み、713年に故郷の大雲寺に戻り、江南第一の大師と称されました。天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)から、朝廷の「伝戒の師」としての招請を受け、渡日を決意。その後の12年間に5回の渡航を試みて失敗、次第に視力を失うこととなりましたが、天平勝宝5年(753)、6回目にして遂に日本の地を踏まれました。以後、76歳までの10年間のうち5年を東大寺で、残りの5年を唐招提寺で過ごされ、天皇を始めとする多くの人々に授戒をされました。その渡航の様子は、「東征伝絵巻」(重文)に描かれています。
唐招提寺
南都六宗の一つである律宗の総本山、多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺として始まった当初は、講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵などがあるだけでした。金堂は8世紀後半、鑑真和上の弟子の一人であった如宝の尽力により、完成したといわれます。現在では、奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。
有料駐車場(乗用車150台)
8:00~18:00(境内の拝観8:30~17:00)
バス:入庫より2時間まで2,420円、以降60分ごと550円
乗用車:60分550円、以降30分ごと110円
唐招提寺前に有料駐車場があり、観光バスがジャンジャンやって来ます。
限定公開恐るべし。
拝観料
大人・大学生1000円(800円)、高校生400円(320円)、中学生400円(320円)、小学生200円(160円)
( )は団体料金
団体料金は30人以上
学校の引率者は無料
身障者は半額(介護者1名も半額)
奈良市在住で「ななまるカード(老春手帳)」持参の方は、5月19日の中興忌と6月5日・6日・7日の開山忌の期間を除き、南大門拝観料無料
特別展は上記拝観料のほかに別途料金
拝観料1000円を払って入ります。
修学旅行でしょうか、東大寺とセットで観光かな。
鑑真和上坐像が安置されているのは北(奥)の御影堂。
御影堂:国宝鑑真和上坐像特別公開
大人・大学生1000円、高校生400円、中学生400円、小学生300円
拝観料とは別に御影堂へ入るには1000円払って、整理券をもらって並びます。
10分くらい待ちます。
この時に赤い封筒ももらいます。
中には、鑑真や襖が描かれたポストカードセット(定形外郵便)。
御影堂の中は撮影禁止、堂内の廊下を一列に並び、鑑真和上坐像が鎮座する部屋へ。
10分くらい待ちます。
像前には賽銭箱と焼香台が2つ置かれ順番に拝む、列になってるのでちょっと焦ります。。。
しかし賽銭箱と焼香台の後ろには仕切りがあり、ゆっくり座ってみれるので安心。
開山御廟
北東の鑑真和上の墓所、苔がいい感じです。