『ほんまでっか!?TV』出演の植木理恵先生『「やる気」を育てる!科学的に正しい好奇心、モチベーションの高め方』を参考に、独自にメンタル強化につなげて実践。 米中貿易戦争、韓国ホワイト国除外、新型コロナウィルスの影響で大損した方も多いのでは。 かく言う私もその一人、「リスクの低い投資信託に変えようかな」「もう投資は辞める」と大損はメンタルが折れ「やる気」が無くなりました。 でも、植木先生の本によって「やる気」が回復、めげない強いメンタル作りが実践できます。 その方法を具体的にご紹介。
植木理恵 (2018) : 『「やる気」を育てる!科学的に正しい好奇心、モチベーションの高め方』 日本実業出版社.
内容は、上司が部下に、親が子供に、正しいやり方で「やる気」を奮起させる方法が述べられています。 しかし、自分を部下や子供にあてはめ「やる気」を充足、これを株や投資で大損して「やる気」喪失時、独自に強いメンタル作りに応用。
本は、1~4章で構成、3と4章を参考。
第3章 「自分でできそう!」を育む~長距離のやる気の育て方(期待編)
「やる気」を内発的モチベーションに訴える、つまり内的満足感を求めて明るく生きること。 以下の公式で表せます。
期待(できそうか) × 価値(魅力) = モチベーション(内的満足感)
掛け算なので、どちらかが0だと結果は0。 期待と価値の両輪によって、大きなモチベーションとなり「やる気」が形成。
第3章では、期待(できそうか) に着目。
目標を立てる
目標を立てることは大切ですが、大きな目標だと茫洋としてリアリティが無い。 小さな目標を具体的に自分で設定、他人に設定された目標は「やる気」が湧かない。 本で書かれているのは目標だけですが、独自に目的や手段を追加、株や投資につなげます。
まず、今、大損して自分がどの位置にいるかを確認。 現在地10万円の持ち金から「億万長者になる!」目的を遂行するため、小目標を具体的に設定、高みを目指す。 1年後に100万円、3年後に1000万円、5年後に1億円、そのためには情報を積極的に吸収する手段を磨く。
小目標を成し遂げるには、現状を共有、励まし合います。 できれば同じことをやっている人と共有、たとえば、投資スクールに通い、仲間を作る。 孤独は大敵、損をした時にメンタルが疲弊します。
簡単、できることから始める
10万円から一気に大損を取り戻すのは困難。 1円でも10円でもよいので、再度小さな成功の積み重ねで自信回復。
2つの期待で自信になる
取組みやすく工夫で頑張れる効力期待から自分が頑張れば良いい結果を出せる結果期待への流れを意識。 大儲けでなく手堅い株、損切、情報収集→持ち金が増えていく
なりたい目標とありたい目標
2つは違うもの、なりたいは目的、ありたいは姿・あり方・生き様。
なりたい目標(wish to become):億万長者
ありたい目標(wish being):会社員をしなくても生活できる、経済的時間的自由の獲得、家族や友人と過ごす時間を増やしたい、満員電車で通勤したくない、人権無視のサービス残業強要を回避、バカな上司やウザい同僚と付き合いたくない
億万長者になってどうしたいのかを、ありたい目標で骨太に。
他人の期待
家族から「あなたは頭が良いので株で儲けて、大金を手にして、家族を楽させて欲しい」と言われれば、嬉しい気持ちになり「やる気」が湧き起こるかもしれない。 しかし、他人の期待が無責任なものであってはいけない、あなたは期待されていないことを悟り、たちどころに「やる気」が無くなる。
他人の期待が得られない方、私があなたを期待します。
あなたは貴重な時間を費やし、このブログを読み、自己研鑽に励んでいる姿を称賛します。
第4章 「自分がやりたい!!」を育む~長距離のやる気の育て方(価値編)
第4章では、価値(魅力) に着目、価値(魅力) は以下の公式となります。
価値(魅力) = 好奇心 + 貢献感
好奇心
好奇心とは、未知なものに対して、面白そう、ワクワクを感じる心。 当然、失敗も起こり得る。 失敗時に、なぜ、ふしぎ、と理由を追求する面白さが表れる。 この失敗時の面白さが矛盾であり、矛盾を解消したい「やる気」になる。
徹底的に分析をしたにもかかわらず株価が下がって損した。 まだ何か不足があったかもしれない、学び続けなければならないと奮起。
しかし、立ち直れないくらい大損するとゆがんだネガティブ思考増幅。 このような時には、前向きな矛盾解決を探る。
「大損した、人生終わった、もう死ぬしかない」と思っても、死ぬ準備をしないでまだ生きている矛盾、そこに面白さを感じる。
面白さに気付くと、新しいことを考えるチャンスとなります。
失敗は何のせい?(最重要)
本で最も重要な箇所、失敗した時どこに原因があるのかを分類。
能力:「自分は株や投資に向いてない(能力がない)」と考え、自責や絶望 問題:「社会情勢が難しすぎる」と考え、他人事で終わり、「やる気」を持てない 努力:「勉強不足だった」と考え、知識を補おうと「やる気」が湧き上がる 運: 「今回はたまたま運が悪かった」と考え、次回は良くなると前向きになる
これらを念頭に置いて、株や投資で大損した時の対処法を考えます。 能力と問題に原因を追求すると、かなり苦しいメンタルに。 努力と運を組み合わせて強いメンタル作りをする。
①努力→②失敗→③運→④努力
①決算書、チャート、ニュース分析、納得して購入 ②大損 ③たまたま運が悪かっただけ、自分のせいでない、次は良くなる ④「足りなかった勉強を補う」と考え、「やる気」アップ
注意、努力家が失敗した時の対処法は異なります。 最大限努力した人が失敗時、能力に原因を求める、すると「自分はダメな人間」と考え、深い絶望に陥る。 方法を変える習慣を身に付けます。
①努力家→②失敗→③方法
①株や投資を極めた人 ②大損 ③量、額、タイミング、業種を頻繁に変える
実際には、方法を変えて上手くいくとは限りません。 しかし、方法を変えることで、次は良い方向になると信じ、メンタルが強くなります。
貢献感
貢献感とは、自分が主人公で、自分の居場所や自分が必要とされていると認識できること。 自分が選んだ銘柄が失敗時、次は誰かに丸投げして受動的に購入を決めたくなる。 しかし、それでは思考停止、「やる気」減退。 能動的に自分で考え、選ぶ楽しさがあって今後も続けたい「やる気」となる。
居場所や必要性について、よくあるのが「自分が購入した株はその会社のためとなり、社会や経済に貢献している」考え方、しかしどこか目に見えない果てしない崇高な話に思える。
もっと身近なこと、儲かったら数パーセント手元に引き出し、欲しいものを買う。 あなたが欲しくて買ったものが、社会に貢献していると考えれば、自分の居場所や必要性を見つけやすい。
前向き幻想
人間は、前向きに幻想を抱き、勘違いをパワーに変え、ポジティブな自信過剰となる。 同じ銘柄でも他人が選んだものより自分が選んだ方が上がると思える。
観察者効果
他人から観られる喜び。 今の状況が良悪関係なく、周りに伝えることで、「やる気」につながる。 投資スクール仲間、家族、友人、これらが難しい場合は私にコメントを送っていただいても構いません。
以上が、株や投資で大損した時の強いメンタルの作り方です。