若かりし頃、人生に多大な影響を与えた『新世紀エヴァンゲリオン』。
エヴァの振り返り、2021年3月8日公開エヴァ新劇場版4(演奏記号のリピート記号が表記できないので最終作を4とする)ラスト2分の宇部新川駅について。
エヴァのマンガ/アニメ/劇場版の思い出
エヴァのマンガ発売年、アニメ放送年、劇場版公開年をざっくり表に。
2021年は新劇場版4公開に合わせてアニメや新劇場版123がテレビで放送されたり、アマゾンプライムで常に観れたりするが、それはさておき。
私がエヴァに触れたのは1997年アニメ再放送。
主人公碇シンジの繊細な内面に共感、複雑で全てを理解できないアニメにどっぷり。
1997年発売のセガサターン『スーパーロボット大戦F』にエヴァ初参戦、スパロボをやるきっかけになった。
エヴァでしか倒せないはずの使徒をゲッターやマジンガーが暴れて殲滅。
旧劇場版再編(1997年旧劇場版2作を再編した「DEATH (TRUE)² / Air / まごころを、君に」)を観るため映画館に行った。
今では当たり前だが、完全入替制映画は初めてだった。
昔は入場料を払って映画館内に入ると1日中居れた。
放映時間に関係なく途中で入り、後半を観て休憩後、前半を観て帰ったりもした。
マンガ完結には1995年発売から2014年まで全14巻発売に不規則で19年。
5,6巻まで集めてギブアップ、いつ出るか分からないマンガを買い続けられなかった。
若かりし頃、エヴァに人生を振り回されたわけだが、いつの間にかエヴァとは縁が薄くなった。
2007年新劇場版1が公開、しかし映画を観る気になれなかった。
若い頃の鋭い感覚で観たエヴァを、今の私(中年の冴えないオッサン)が観た所で何も感動がなく虚しさが残るだけだと思った。
若い頃に得た感動を大切にしたかった。
しかし2021年エヴァ新劇場版4公開に合わせてアニメや新劇場版123がテレビで鬼のように繰り返し放送され観てしまった。
新劇場版12はアニメ再編に近く、3から今までとは全く異なるエヴァ。
やはり昔ほど心に突き刺さらなかったが、懐かしさ、新ストーリーを観たい、と新しい感情が生まれた。
新劇場版4は映画館で観た。
シンジの父、ゲンドウの内面が深く描かれていた。
子持ちではないが中年となった今、ゲンドウの深い苦悩に共感、自分も成長(老い?)したものだと感嘆。
そして2時間30分の新劇場版4ラスト2分、シンジが大人になりマリとともにJR宇部新川駅の階段を2人で手をつないで駆け上がり、改札からどこかへ旅立った姿がとても印象に残った。
宇部新川駅に行きたくなった。
『トップをねらえ!1』で新幹線のような超特急運転系統図には宇部が停車駅。
Twitter https://twitter.com/BirthHopeMetor/status/681419531324014592/
太い赤線の広島と博多の間に宇部、郷土愛を感じる。
京都から山口の宇部新川駅へ
私の脆弱なスペック
・京都駅から宇部新川駅へは安く行きたい
・青春18きっぷ残り1回分
・貧乏
京都駅から宇部新川駅、西へ向かう3計画立案、名付けてヤマシロ作戦。
①青春18きっぷがあるので京都駅からJRでひたすら西へ向かう、始発5時に乗車しても宇部新川駅に着くのは18時前、これはキツイ→×
②京都駅から夜行バスを検索、宇部新川駅直行や新山口駅着などない→×
③夜行バスを利用するなら、広島駅か福岡小倉駅からJRで宇部新川駅に→〇採用
京都駅→広島駅→宇部新川駅
夜行バス(8時間):京都駅→広島駅:3800円、4列シート、トイレあり
JR(4時間00分) :広島駅→宇部新川駅
京都駅→小倉駅→宇部新川駅
夜行バス(9時間):京都駅→小倉駅:3500円、3列シート、トイレあり
京都から広島より遠い福岡の方が安く、バスも3列で快適、宇部新川駅まで近い。
広島-小倉間が200kmも差があるのにバス乗車時間がなぜか1時間しか変わらない新幹線レベル。
しかし小倉行バスが満席のため広島行を選択、原爆ドーム、宮島大鳥居を観たかったので丁度いい。
夜行バス広島行
ヤマシロ作戦決行、21時40分京都発の夜行バス乗車。
1度だけ乗客の休憩、兵庫姫路市の白鳥パーキングエリアのセブンイレブン。
1カ月待ちの大阪東住吉区のヘルメスソースが大量になぜか売られている。
高速道路地図、現在0時30分、広島まで175分、終着地の広島駅までの途中、広島大学で停車を考慮しても4時間あれば着くはず。
どうもこのバスはのんびりしている。
京都駅の次、大阪梅田に寄って乗客を乗せるのだが、バス停で30分停車。
乗客が休憩で降車できるのは白鳥パーキングエリアだけ、これ以降の停車で乗客は降りられない、この時の休憩が長い、時間を潰している気がする。
広島→宇部新川駅
6時、バスは無事に広島到着(広島バスセンター/そごう広島店)、原爆ドーム、本州から工事中でよく見えない大鳥居を観て宇部新川駅をひたすら目指す。
山陽線全般では、クロスシート、トイレあり、乗客少ない、1区間10分の海沿い走行と快適。
むしろ浜松-熱海間の東海道線ロングシート、トイレなし、乗客多い方がキツイ。
宇部新川駅
13時到着、観光地でも何でもない、ただの住宅地と工場のまち。
田舎のよくある普通の駅、3番線ホームのベンチで大人になったシンジが目覚める。
映画でシンジとマリが階段を駆けあがるシーンが印象的で一番見たかった場所。
マリ 「さあ、行こう、シンジくん」
シンジ「うん、行こう」
階段を勢いよく駆け上がり、改札を出てどこへ行ったかは分からない。
しかし、チルドレンを卒業し、アダルトになったシンジが新しい一歩を踏み出した「うん、行こう」に凝縮されている。
特徴的な青看板ABホテル、本編にカップラーメンとして登場する一久ラーメンを堪能。
また食べたい奥深い豚骨スープのラーメン、紅ショウガをたっぷり入れる。
京都から遠い宇部新川駅、新山口駅からでも40分かかる(2両編成ワンマン運転)。
行くのはとても億劫だったが、行って良かったという感想しかない。
次は第3村(天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅)を考え中、京都からだと宇部新川駅よりはるかに行きやすい。
ヤマシロ作戦終了、シン・ヤマシロ作戦立案中。
エヴァ マンガ全14巻+1
不規則な発売にマンガとのシンクロ率が低下、集めるのを放棄したが、アマゾンで全14巻+アンソロジー2800円で購入。
大筋は同じだがアニメとマンガの内容は異なる。
マンガ作者の貞本義行氏が巻末で述べているようにアニメのシンジは優等生タイプ、マンガのシンジはひねくれ者だと。
たしかにマンガのシンジには「毒」がある感じだ。
最後のシ者、渚カヲル、コレ誰ってくらいキャラが違う。
石田彰ボイスでいいのか?
14巻「EXTRA STAGE:夏色のエデン」で、ゲンドウ、ユイ、マリの京都での学生時代が描かれたオリジナルストーリー。
新劇場版につながるため、これを読まないと劇場版は「?」、というかマリの存在が意味不明となる。
あ、京都もエヴァ聖地だったとブログを書きながら思い、この記事を終了する。
宇部新川駅について詳しくはこちら↓