大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、甲斐荘(または甲斐庄)楠音(1894-1978)。国画創作協会で彼が発表した作品は美醜を併せ吞んだ人間の生を描いて注目を集めましたが、やがて映画界へ転身し、風俗考証等で活躍したこともあってその画業が充分には顧みられない時期が続いていました。1997年、当館で開催された「甲斐庄楠音展」は彼の画業について再評価を促したといえますが、その際、映画人としての側面については大きく取り上げることができませんでした。今回は、彼が手がけた時代劇衣裳が太秦で近年再発見されたことを受け、映画人・演劇人としての側面を含めた彼の全体像をご覧いただきます。
会期 2023年2月11日(土・祝)~4月9日(日)
開館時間 午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで開館
*入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
観覧料 一般1,800円(1,600円)、大学生1,100円(900円)、高校生600円(400円)
※()内は前売りおよび20名以上の団体
※中学生以下は無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
※母子家庭・父子家庭の世帯員の方は無料
京都国立近代美術館 https://www.momak.go.jp/
ただの美人画ではない絵画展。
おしろいの下にうっすらと肌の温もりを表現。
しかしながら、その温もりは優しさというよりも、生々しく不気味。
島原の女(京の女)
特に遊女「島原の女(京の女)」のくぐもった表情は一度見たら忘れないインパクト。
コドモが観たら泣くかも。。。
近代美術館周辺
2023年2月中旬、この日の京都は雪、近代美術館近くの平安神宮に雪がちょっぴり積もっている。
寒いためか観光客があまり見当たらない。
さらに、近代美術館南側の琵琶湖疎水、水上を走るトラックが珍しい。
雪の中、ご苦労様です。