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「没後50年 鏑木清方展」京都国立近代美術館で開催

令和4(2022)年は、上村松園と並び称された美人画家として定評のある鏑木清方(1878-1972)の没後50年目にあたります。本展は、それを記念して約109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展で、当館では初めて、京都でもこの規模の回顧展は実に45年ぶりの開催となります。
江戸の面影を色濃く残した東京に生まれた、生粋の明治東京人たる清方は、その生涯にわたり、江戸や東京にまつわる作品を多く残しました。その中の代表的な作品が、長らく行方が分からなくなっていて、平成30(2018)年漸くすがたを現わした《築地明石町》です。本作品は、清方の代表作というだけでなく、近代日本画壇の美人画の最高峰に位置付けられてもいます。同時に現われた《浜町河岸》《新富町》とあわせて東京国立近代美術館の所蔵となったことから、同一法人内の美術館である当館でも三部作の全会期展示が実現!また、江戸・東京の風俗画だけではなく、戯作者であり、毎日新聞の前身にあたる東京日日新聞の創刊に関わった父・條野採菊の影響により幼い頃より親しんだ文学、芝居、歌舞伎、落語に取材した作品でも知られる清方の、《一葉》《野崎村》も会期中ずっとご覧いただけます。美人画だけではない清方の全貌を、ご堪能ください。

会期:2022年5月27日(金)~7月10日(日)
*会期中に一部展示替え

開館時間:午前9時30分~午後6時 金曜日は午後8時まで開館
*入館は閉館の30分前まで

休館日:月曜日

観覧料:一般1,800円(1,600円)、大学生1,100円(900円)、高校生600円(400円)
*( )内は前売りおよび20名以上の団体
* 中学生以下は無料
* 心身に障がいのある方と付添者1名は無料
* 母子家庭・父子家庭の世帯員の方は無料

京都国立近代美術館 https://www.momak.go.jp/

昭和戦後の作品では、全体的に暖かみのある鮮やかなタッチになります。

彩りが印象的な晩年の作品がとても良かったです。