京都は国内外から多くの人が訪れる、国際観光都市です。人々を惹きつけるのは、社寺建築や美術工芸、あるいは能や狂言、舞踊など、長い歴史の中で育まれてきた有形・無形の文化的遺産でしょう。そして千年のみやこである京都では、多様な人々を迎え入れてきた、もてなしの心を大切にする茶の湯が発展し、今なお息づいています。
茶の湯の原形は、平安時代末頃に中国からもたらされました。鎌倉、南北朝、室町と時代が進むなかで徐々に和様化し、いまや日本文化を象徴するものとして世界で認知されています。現在でも、茶道の家元や茶家の多くが京都を本拠とするように、京都は茶の湯の歴史のなかで、中心的な役割を果たしてきました。
本展では、各時代の名品を通して、京都を中心とした茶の湯文化を紹介します。連綿と守り継がれてきた茶の湯の歴史と、茶人たちの美意識の粋を感じていただければ幸いです。
会期:2022(令和4)年10月8日(土)~12月4日(日)
前期展示:2022年10月8日(土)~11月6日(日)
後期展示:2022年11月8日(火)~12月4日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
休館日:月曜日
※ただし10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
開館時間:火~木・日9:00~17:30(入館は17:00まで)、金・土9:00~20:00(入館は19:30まで)
観覧料:一般1,800円(1,600円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生700円(500円)
( )内は前売料金です(2022年8月26日~10月7日までの期間限定販売)。
中学生以下は無料
障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
キャンパスメンバーズ(含教職員)は、学生証または教職員証をご提示いただくと、各種当日料金より500円引き(一般1,300円、大学生700円、高校生200円)
京都国立博物館 https://www.kyohaku.go.jp/
伏見桃山城キャッスルランド(2003年1月31日園)で復元された「黄金の茶室」、赤と金でインパクト絶大。
普段はどこにあるんだろう?